ソフトバンクIDC株式会社
ソフトバンクIDCは、全国9ヶ所でデータセンターを運用する国内最大級のデータセンター専業会社(本社:東京都新宿区)です。平成20年10月1日、北九州市に建設を進めていたデータセンターコンプレックス「アジアン・フロンティア」が竣工しました。
今回は、「アジアン・フロンティア」竣工を迎えたばかりの秋田氏、中山氏、柴崎氏に、インタビューをしました。
ソフトバンクIDC(株)取締役ソリューション事業本部長 秋田 東明 氏
ソフトバンクIDC(株)ビジネス開発本部サービス&マーケティング部長 中山 一郎 氏
ソフトバンクIDC(株)ビジネス開発本部サービス&マーケティング部
コーポレートコミュニケーショングループシニアマネージャー 柴崎 美穂 氏
【聞き手】北九州市産業経済局産業誘致部長 田仲 秀都
※文中の名称は敬称略とさせていただきます。
田仲:今回、北九州市に全国で9ヶ所目となるデータセンター群「アジアン・フロンティア」を建設していただきましたが、この「アジアン・フロンティア」の特長をお教えください。
秋田:まず、とても環境に配慮したデータセンターというところですね。また、拡張性も特長の一つであり、最大で12棟まで建設が可能な用地を確保しています。
田仲:サーバーなどは、どんどん技術革新が進んでいるんですよね。
秋田:サーバーのスペックにしても、3年も経てば随分変わってきます。今回のデータセンターではセンター1棟を1モジュールとし、段階的に拡張が可能なため、お客様の需要に応じ、ジャストオンデマンドで最新のテクノロジーを提供することができるようになります。
中山:最大で12棟のデータセンターを建設できることから、我々はアジアン・フロンティアをデータセンターコンプレックス、データセンター群と表現しています。
田仲:12棟のデータセンター群というのは世界最大ですか?
秋田:世界最大「級」です。
田仲:どれくらいのデータを取り扱うのですか?
中山:指標が定まっていないので、表現が難しいですね。プレスリリースしているとおり、2棟で1000ラック規模のデータセンターです。1ラックに収まるサーバーの数も種類によって異なるため、サーバー数も従来の数とは大分違います。
秋田:こういう取材の難しいところなのですが、データセンター事業ということで、プレスリリースで公表していること意外はあまり具体的な数字も語れないもので・・・すみません(笑)。
田仲:「アジアン・フロンティア」の建設過程がソフトバンクIDCさんのホームページで紹介されていましたね。
中山:ホームページでは建設工程を10段階に分け、工程が終わるごとに「済」マークを付けていたんですよ。是非皆さんにご覧いただきたいですね。
柴崎:ホームページではキャラクターがデータセンターについて説明していますので、そちらも是非ご覧ください。
田仲:今回、北九州市への立地を決めたポイントは何でしょうか?
秋田:拡張性と災害に強いというのが非常に大きなポイントになりましたね。
中山:立地を決めるポイントには、1災害に強い 2拡張性 3電力 4ネットワーク 5アクセス がありますが、北九州市は全ての条件が揃った場所だったということです。
田仲:北九州市の印象はどうですか?北九州市に来る前と来た後で印象は変わりましたか?
中山:北九州市のイメージは豊かな都市だなと思いました。街がきれいで市民の顔も明るいですね。小倉の街中を川が流れていますよね。それが街の中核をなしていて、豊かな町だなというのが私のイメージです。
来る前は空にはスモッグがあってという先入観があったのですが・・・(苦笑)。
田仲:以前は公害もあったんですよ。その公害を克服したということもあって環境モデル都市に選定されたと思うのですが。北九州市が環境モデル都市に選定されたというのは影響ありますか?
秋田:大変大きいですね。データセンターは工場などの産業施設に比べて電力を使います。そのため環境保護の視点から良くないイメージもあるようですが(笑)、いかにエコとしてやっていくか、いろいろな工夫をしています。北九州市ともますます連携をとってやっていきたいですね。
中山:発表が予定されていた7月下旬頃は、北九州市が環境モデル都市にいつ選ばれるのか、まだかまだかとやきもきしていたんですよ(笑)。
田仲:「アジアン・フロンティア」という名前ですが、アジアとのつながりはどうです?今、韓国とかゲームがすごいんですかね。
秋田:韓国はオンラインゲームを含めたインターネットの先進国なんですよね。情報産業というと、今まではまず北米でしたが、これからはアジアだと思っています。韓国、中国、そしてインドと、携帯でも何でも日本の規模と比較にならないマーケットが広がっています。北九州市は、アジアへのアクセスが良いという面も進出理由の大きな要因です。情報産業がこれから大きく展開するであろうアジアでもビジネスチャンスがあるとにらみ、「アジアン・フロンティア」という名前にしているんですよ。
田仲:将来的には是非、アジアを制覇してくださいね。
秋田:情報産業の東の拠点が東京だとすると、北九州市を西の拠点にしたいですね。
秋田:まず、とても環境に配慮したデータセンターというところですね。また、拡張性も特長の一つであり、最大で12棟まで建設が可能な用地を確保しています。
田仲:サーバーなどは、どんどん技術革新が進んでいるんですよね。
秋田:サーバーのスペックにしても、3年も経てば随分変わってきます。今回のデータセンターではセンター1棟を1モジュールとし、段階的に拡張が可能なため、お客様の需要に応じ、ジャストオンデマンドで最新のテクノロジーを提供することができるようになります。
中山:最大で12棟のデータセンターを建設できることから、我々はアジアン・フロンティアをデータセンターコンプレックス、データセンター群と表現しています。
田仲:12棟のデータセンター群というのは世界最大ですか?
秋田:世界最大「級」です。
田仲:どれくらいのデータを取り扱うのですか?
中山:指標が定まっていないので、表現が難しいですね。プレスリリースしているとおり、2棟で1000ラック規模のデータセンターです。1ラックに収まるサーバーの数も種類によって異なるため、サーバー数も従来の数とは大分違います。
秋田:こういう取材の難しいところなのですが、データセンター事業ということで、プレスリリースで公表していること意外はあまり具体的な数字も語れないもので・・・すみません(笑)。
田仲:「アジアン・フロンティア」の建設過程がソフトバンクIDCさんのホームページで紹介されていましたね。
中山:ホームページでは建設工程を10段階に分け、工程が終わるごとに「済」マークを付けていたんですよ。是非皆さんにご覧いただきたいですね。
柴崎:ホームページではキャラクターがデータセンターについて説明していますので、そちらも是非ご覧ください。
田仲:今回、北九州市への立地を決めたポイントは何でしょうか?
秋田:拡張性と災害に強いというのが非常に大きなポイントになりましたね。
中山:立地を決めるポイントには、1災害に強い 2拡張性 3電力 4ネットワーク 5アクセス がありますが、北九州市は全ての条件が揃った場所だったということです。
田仲:北九州市の印象はどうですか?北九州市に来る前と来た後で印象は変わりましたか?
中山:北九州市のイメージは豊かな都市だなと思いました。街がきれいで市民の顔も明るいですね。小倉の街中を川が流れていますよね。それが街の中核をなしていて、豊かな町だなというのが私のイメージです。
来る前は空にはスモッグがあってという先入観があったのですが・・・(苦笑)。
田仲:以前は公害もあったんですよ。その公害を克服したということもあって環境モデル都市に選定されたと思うのですが。北九州市が環境モデル都市に選定されたというのは影響ありますか?
秋田:大変大きいですね。データセンターは工場などの産業施設に比べて電力を使います。そのため環境保護の視点から良くないイメージもあるようですが(笑)、いかにエコとしてやっていくか、いろいろな工夫をしています。北九州市ともますます連携をとってやっていきたいですね。
中山:発表が予定されていた7月下旬頃は、北九州市が環境モデル都市にいつ選ばれるのか、まだかまだかとやきもきしていたんですよ(笑)。
田仲:「アジアン・フロンティア」という名前ですが、アジアとのつながりはどうです?今、韓国とかゲームがすごいんですかね。
秋田:韓国はオンラインゲームを含めたインターネットの先進国なんですよね。情報産業というと、今まではまず北米でしたが、これからはアジアだと思っています。韓国、中国、そしてインドと、携帯でも何でも日本の規模と比較にならないマーケットが広がっています。北九州市は、アジアへのアクセスが良いという面も進出理由の大きな要因です。情報産業がこれから大きく展開するであろうアジアでもビジネスチャンスがあるとにらみ、「アジアン・フロンティア」という名前にしているんですよ。
田仲:将来的には是非、アジアを制覇してくださいね。
秋田:情報産業の東の拠点が東京だとすると、北九州市を西の拠点にしたいですね。